- シニア情報生活アドバイザーマガジン
- (第127号−2015年2月26日)
発行:一般財団法人ニューメディア開発協会
シニア情報生活アドバイザー事務局
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□ <目次>
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[トピックス]
●「シニアネットフォーラム21 in 東京2015」の参加申込みはお早めに!
[スキルアップ講座]
●「パソコンの廃棄について」
ダイヤネット 林 徴
[参考情報・資料]
●Lenovoノートブックに搭載されたSuperfishに脆弱性
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□ トピックス
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●「シニアネットフォーラム21 in 東京2015」の参加申込みはお早めに!
先月のメールマガジンでもご案内いたしましたが、3月13日(金)に開催され
ます「シニアネットフォホラム21 In 東京2015」及び総務省、「ICTシニ
アコミュティ形成促進プロジェクト」の成果発表会のお申し込みはお早めにお願い
します。
☆当日のみどころとしては
1.シニアネットフォーラム21
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「学び直し・再チャレンジ・異世代共学〜社会交流・社会貢献活動の実績〜」
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立教大学の立教セカンドステージ大学を受講された方の活動状況等のご講演をい
ただきます。
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「夢あふれるITの世界へ」
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マイクロソフトより「クラウド」「IoT」「機械学習」など、いま話題のキーワー
ドの先進の研究開発事例を、実際の映像とともにご紹介いただきます。
また、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けたテクノロジーについ
てもご紹介いただきます。
2.総務省成果発表会
平成26年度当協会が総務省殿より委託を受け全国11カ所において実施したタ
ブレット講座(iPad端末6カ所、Android端末5カ所)で実際に受講された受講者に
よる成果発表会です。
本タブレット講座を受けたことによりどのような成果があったかというご報告が
なされます。
今後、一般のシニアの方にはどのようなタブレット講習をすればそのニーズに合
うか等の良いご参考になると思います。
シニアネットフォーラム21のお申し込みは下記よりお願いします。
http://www.nmda.or.jp/mellow/adviser/snf2015/snf2015.html
成果発表会のみのお申し込みは下記よりお願いします。
http://www.nmda.or.jp/nmda/seikaho.pdf
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□ スキルアップ講座
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●「パソコンの廃棄について」
ダイヤネット 林 徴
パソコンを廃棄するについて、ハードディスクに書き込まれたデータが外部に漏
れるのを心配される方が多く居られます。
それに関する現状と対策について述べます。
1.パソコン廃棄対策の現状
(1)2003年10月以降に販売されたパソコンには、リサイクルマークが貼付されてい
ます。
このマークのついたパソコンは、メーカーが無償で回収し再資源化します。
(PC再生、HDD再生、メモリー再利用、金属回収、この時点でデータは消去され
ます)
各メーカーの受付窓口 (取扱説明書、インターネット)から申込むと郵便局から回
収に来ます。
「各社窓口の例」
NEC:0120-977-121 ソニー:03-5479-0409 東芝:043-303-0200
デル:044-556-4298 HP:0120-152523 富士通:03-5715-3140
IBM:0120-559-592
(2)上記マークのないパソコンは有償で各メーカーが回収します。
(3)民間業者がマークのないものでも無償で回収しているところが複数あります。
「パソコン引き取り」で検索すると色々な業者があります。
一例:パソコン回収.com
http://www.pc-kaishu.com/charity201412.html
電話:04-2968-6201
知人が利用し満足しています。要求すればデータの消去証明も出してくれます。
(4) ソフマップ等の買い取り業者に売却します。
(5) パソコン購入時に下取りに出します。
(6) 朝日や読売が時折読者サービスとして有償回収をしています。新聞販売店に確
かめてください。
(7) 購入した店に持ち込む方もありますが、処分がいい加減なのでお勧めできませ
ん。
(8) 軽自動車で回ってくる廃品回収は有料の上トラブルも多いので止めましょう。
「データの消去方法」
「データを削除する」という場合、一般的には
(1)ファイルを削除でゴミ箱に捨てる ⇒ ゴミ箱を空にする
(2)ハードディスクをフォーマットする
(3)リカバーして工場出荷状態にする
しかしこれらの操作をしても、ハードディスク内に記録されたデータのファイル
管理が変更され、それらのデータを呼び出す処理ができなくなっただけで、本来の
データは残っている状態にあります。
従ってデータ回復のための特殊なソフトウエアを利用すれば、これらのデータを
読み取ることが可能となります。
注:ただしこのような作業には莫大な費用がかかります。実際問題として個人の
廃棄パソコンにそれだけの費用をかけるメリットがあるのでしょうか。
費用を無視できるのは、犯罪、軍事機密、等に限定されると思います。
パソコンユーザーが使用済みパソコンを廃棄する際に、重要なデータが流出する
トラブルを完全に回避するためには、ハードディスクに記録されたデータを自己責
任で消去することが必要です。
「消去方法」
(1)専用ソフトでデータ消去(長時間かかるので注意)
10年位前から、多くのメーカーパソコンに消去専用ソフトが添付されるように
なっています。
ハードディスクの全領域について、元あったデータに固定パターンを上書きして
データの復元をしにくくします。
添付されてなくても各メーカーのURLからダウンロードできます。
NEC:
http://121ware.com/qasearch/1007/app/
servlet/relatedqa?QID=013049#2
パナソニック:
http://askpc.panasonic.co.jp/s/download/manual.html
ソニー:
http://vcl.vaio.sony.co.jp/notices/hddformat.html
東芝:
http://dynabook.com/pc/eco/haiki.htm
富士通:
http://azby.fmworld.net/support/security/
hdd/?fmwfrom=hdd_ju mp
添付ソフトがない場合は、汎用データ消去ソフトを使用します。
「データ消去ソフト」で検索します。
例:フリー:完全削除
http://freesoft-100.com/review/kanzensakujo.php
有償5900円:完全抹消
http://www.junglejapan.com/products/kanzen/masshou/
ウイルスバスターには「データ消去ツール」が付属している。
(2)専用装置で消去する
高価な機械を使い、ハードディスクの記録媒体を強磁気で消磁するもので、サー
ビスを提供している会社からサービスを受けます。
(3)ハードディスクを物理的に破壊します
専用機器でHDDを物理的に破壊する。 パソコンからHDDを自分で取り出し、ハン
マーなどで叩き潰すのは危険ですが、電動ドリルで穴を明ける技術があればOKで
しょう。
2.まとめ
(1)家庭内で使わなくなり、ごみ化しているパソコンは処分して身軽になりましょ
う
(2)一般的な方は処分前に、流出すると困る住所録やアドレス帳、筆王や筆ぐ
るめ、
等のファイルは削除しておきましょう。
(3)安全重視の方は完全削除を行いましょう
以上
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□ 参考情報・資料
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●Lenovoノートブックに搭載されたSuperfishに脆弱性
レノボ社は、Lenovoノートブックに搭載されていたSuperfishに脆弱性が確認され
たとして使用を停止ています。
また、アンインストールよう下記に告知しています。
http://www.lenovo.com/news/jp/ja/2015/02/0220.shtml
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□ 事務局からのお知らせ
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2015年スキルアップ講座のご案内は3月10日までに各団体担当者様宛に、更新者名簿と実施マニアルをお送りします。テキストの完成は3月中旬を予定しています。