- シニア情報生活アドバイザーマガジン
- (第141号−2016年4月28日)
発行:一般財団法人ニューメディア開発協会
シニア情報生活アドバイザー事務局
この度、熊本地震で被害にあわれた皆様に心よりお見舞い申し上げます。
被災地の方々におかれましては、一日も早い復旧がなされますことをお祈りいたします。
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□ <目次>
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[トピックス]
●平成28年度「シニア情報生活アドバイザー養成講座」の実施要項が決定
●平成28年度の「シニア情報生活アドバイザー推進講座(補助制度)」決定
●スキルアップテキストの修正箇所
●「かんぽ生命」発行の情報機関紙にアドバイザーの活動が掲載
●連休期間中の事務局業務休止
[スキルアップ講座]
●パソコンを遠隔操作 「Chrome リモート デスクトップ」の活用
−−− メロウ・マイスター 臼倉登貴雄 −−−
[参考情報・資料]
●日本最大級のイベントサービス「Peatix」
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□ トピックス
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●平成28年度「シニア情報生活アドバイザー養成講座」の実施要項が決定
平成28年度の「シニア情報生活アドバイザー養成講座」の実施要項が出来まし
た。
今年度は「Windows10版」の養成講座が新たに新設され、「Vista版」の養成講座は廃止となりました
「Windows10版」の養成講座は従来の「Windows7版、Windows8版」の養成講座とは内容的に大幅に変更されており、タブレットについての講習時間が大幅にとられているのが特徴です。
「Windows10版」のテキストは、連休明けには印刷完了の予定です。
http://nmda-snr.saloon.jp//?page_id=127
●平成28年度の「シニア情報生活アドバイザー推進講座(補助制度)」決定
今年殿の「シニア情報生活アドバイザー推進講座(補助制度)」の実施要項が決
まりました。
今年度の制度の特徴としては、従来の3人以下の「シニア情報生活アドバイザー
養成講座」の補助に加えて、初めて養成講座を実施する団体が外部から講師を招聘
し、旅費又は交通費が大幅にかかる場合に補助するルールを策定いたしました。
http://nmda-snr.saloon.jp//?page_id=127
●スキルアップテキストの修正箇所
スキルアップテキストの40ページの文章と画像が重なっていました。
重なりを修復したデータを下記よりダウンロードしてご使用ください。
http://www.nmda.or.jp/mellow/adviser/koushinp40.pdf
●「かんぽ生命」発行の情報機関紙にアドバイザーの活動が掲載
この度、「かんぽ生命」の発行する情報機関紙「かんぽプラチナライフサービス
春夏号」に、仙台シニアネットクラブでのタブレット教室の講義内容とともに、多
くの紙面を割いて「シニア情報生活アドバイザー養成講座」の案内を載せていただ
くことになりました。
早ければ連休明けから全国の郵便局に100万部(無料で)も置かれます。
●連休期間中の事務局業務休止
連休期間中は、4月28日から5月8日まで事務局業務を休止いたします。
5月9日からご対応させていただきます。
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□ スキルアップ講座
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●パソコンを遠隔操作 「Chrome リモート デスクトップ」の活用
メロウ・マイスター 臼倉登貴雄
遠隔地から相手側のデスクトップ画面を表示してリアルタイムに見ながらサポー
トしたい、あるいは、自宅にある自分のパソコンを出先から遠隔操作したいことが
あります。
こんな時に、簡単に、安全に、無料で、できる方法を以前に2回紹介してきまし
た。
1回目は、多くの人に使われている「Skype」のビデオチャットを利用しての画面
共有(第123号で紹介)方法を紹介しました。
2回目は、Windowsのリモート デスクトップ接続(第126号で紹介)を使用し、同じネットワークまたはインターネットに接続されている相手のパソコンに接続してサポートする方法を紹介しました。
今回は、「Chrome リモート デスクトップ」を使用した方法について紹介します。
「Chromeリモート デスクトップ」を使用するメリットは、スマホやタブレットからも遠隔操作ができることです。
そして、無料で使用できることです。
使用方法は下記のとおりです。
1.準備
1-1 ブラウザ「Chrome」のインストール
当然ですが、「Chrome リモート デスクトップ」は「Chrome」の拡張機能の1つですので、使用するには、「Chrome」のインストールが両方のパソコンに必要です。
ダウンロード先は下記のとおりです。
https://www.google.co.jp/intl/ja/chrome/browser/desktop/index.html
1-2 Googleアカウントを取得
「Chrome リモート デスクトップ」の使用は、Googleアカウントにてログインし
て行いますので、アカウントを取得も必要です。
アカウントの取得は下記よりできます。
https://accounts.google.com/SignUp?service=mail&hl=ja&continue=http%3A%2F%2Fmail.google.com%2Fmail%2F%3Fpc%3Dtopnav-about-ja
短縮URL:
https://goo.gl/CVbKKE
1-3 「Chrome」に取得したGoogleアカウントでログインします。
ログインは、アドレスバーの右側にある「Google Chrome の設定」をクリック → 「設定」をクリック → 「ログイン」の「Chrome にログイン」ボタンをクリック → 表示されたログインの画面で、メールアドレス、次にパスワードを入力します。
※2段階認証にしている場合は登録した携帯電話またはメールに確認コードが届
きますので、確認コード入力ボックスそのコードを入力してください。
1-4 次に「同期の詳細設定」の画面が表示されます。ここは「OK」ボタンをクリ
ックしてください。以上でログインは終了です。
1-5 「Chrome リモート デスクトップ」アプリの確認
「Chrome」を起動し、アドレスバーの下にある「ブックマークバー」の左端の
「アプリを表示」ボタンを開きます。
※「ブックマークバー」が表示されていない場合は、アドレスバーの右側にある
「Google Chrome の設定」をクリック → 「ブックマーク」をクリック →
「ブックマークバーを表示」をクリックしてチェックを入れます。
アプリの中に「Chrome リモート デスクトップ」があるか確認します。
もし、無かったら右下の「ウェブストア」をクリックして検索ボックスに
「Chrome リモート デスクトップ」と入力して検索しインストールします。
2.「Chrome リモート デスクトップ」アプリの設定
2-1 「Chrome リモート デスクトップ」アプリをクリックし、「Chrome RemotoDesktop が次の許可をリクエストしています:」が表示されたら「許可」ボタンをクリックします。
※この許可は、最初の一回しか表示されません。
2-2 「承認」
「続行するには、このパソコンに拡張アクセス許可を付与する必要があります。この作業は1回だけ必要です。」が表示されたら「続行」ボタンをクリックします。
※2-1が先に表示される場合もあります。
2-3 「Chrome リモート デスクトップ」の画面が表示されたら、画面を共有する
「リモート サポート」または、自分のパソコンにアクセスする「マイパソコン」の
「利用開始」ボタンをクリックします。
3.「リモート サポート」を行う
「リモート サポート」には、「共有」と「アクセス」があります。
「共有」は、自分のパソコンが共有され、相手が自分のパソコンの画面を見なが
ら操作できることです。
「アクセス」は、相手のパソコンの画面を見ながら操作できます。
3-1 「共有」をクリックすると、「Chrome リモート デスクトップ ホスト インス
トーラ」のダウンロードが求められます。
3-2 「同意してインストール」ボタンをクリックします。
※このインストールは1回限りです。
3-3 ダウンロードが表示されたら「保存」ボタンをクリックします。
「chromeremotedesktophost.msi」というファイルがダウンロードされます。
3-4 このファイルを実行するとインストールが始まります。
3-5 インストールが終わると、「デスクトップの共有を開始するには、共有するユ
ーザーに以下のアクセス コードをお知らせください。」の画面が表示されます。
**** **** ****
このコードを相手に教え、相手がこのコードを「アクセス」をクリックして入力
すると共有が開始され、相手のパソコンに自分のデスクトップが表示され相手が操
作できるようになります。
※コードの入力はスペースは無しでします。
※コードには制限時間があります。アクセスしないで5分位経過すると使えなく
なるようです。
3-6 また、共有が開始すると、自分のパソコンに
「デスクトップは現在 ****@gmail.com と共有されています。[共有を停止]」
のメッセージが表示されます。
3-7 自分が「共有」を停止する場合は「共有を停止」ボタンをクリックします。
4.自分のパソコンへアクセスして操作
「マイパソコン」では、どこからでも自分のパソコンにアクセスできるようにで
きます。
4-1 「マイパソコン」の「利用を開始」ボタンをクリックします。
4-2 「リモート接続を有効にする」ボタンをクリックします。
接続に必要な「PIN」の番号を入力します。
※番号は6桁以上です。
※この番号は忘れないでください。また、他の人には教えないでください。
※番号の変更は「PINを変更」で行ってください。
4-3 「このパソコンのリモート接続が有効になりました」の画面が表示されたら
「OK」ボタンをクリックします。
4-4 リモート接続可能なデバイスを確認したい時は、「表示/編集」をクリックす
るとできます。「表示/編集」画面では、リモート接続可能なデバイスの削除ができ
ます。
5.スマホやタブレットからのリモート アクセス
「マイパソコン」が「リモート接続を有効にする」に設定されているとスマホや
タブレットからのリモート アクセスすることが可能になります。
5-1 「Chrome リモート デスクトップ」アプリは、「App Store」や「Google Play ストア」から無料でインストールできます。
5-2 アプリをインストールしたら「Chrome リモート デスクトップ」アプリを起動して「ログイン」をタップします。
5-3 デバイスのアカウントに「Gmailアドレス」が登録されていれば、自動でアカ
ウントが表示されます。
表示されない場合は、リモート アクセスしたいパソコンの「Chrome」にログイン(1-3参照)した「Gmailアドレス」を登録します。
5-4 「Gmailアドレス」を登録すると、リモート アクセスしたいパソコンのユーザ
ー名が表示されます。
5-5 パソコンのユーザー名をタップすると「ホストの認証」画面が表示されます。
5-6 4-2で入力した「PIN」の番号を入力し「接続」をタップすると接続します。
5-7 「Chrome リモート デスクトップ」アプリでは、タッチ操作の他にキーボード
操作やマウス操作も可能です。
また、シャッダウンもできます。
5-6 「Gmailアドレス」は、追加可能ですので、複数台の登録が可能です。
6.パソコンから別のパソコンへのリモート アクセス方法
6-1 例えば、デスクトップパソコンからノートパソコンへの接続したい時には、
各パソコンが、同じ「Gmailアドレス」のアカウントでログインされていると「マイ
パソコン」に登録された各パソコンのユーザー名が表示されますので、そのパソコ
ンのユーザー名をクリックします。
6-2 PINの入力が求められますので、接続先のパソコンに登録したPINコードを入力し「接続」をクリックします。
※次回からPINの入力を省略したい場合は、PINの入力ボックスの下にある「この
デバイスからこのホストに接続するときにPINの再入力を要求しない。」にチェック
を入れます。
6-3 接続先のパソコンのデスクトップが表示され、操作できるようになります。
6-4 接続先のパソコンには
「デスクトップは現在 ****@gmail.com と共有されています。[共有を停止]」
のメッセージが表示されます。
6-5 接続側からの共有の終了は、終了ボタン(ウィンドウの上部の左から2番目)
をクリックします。
6-6 接続先からの共有の終了は、「共有の停止」ボタンをクリックします。
6-7 全画面表示と全画面表示の終了は、ウィンドウの上部の右から2番目のボタン
行います。
6-8 接続先のパソコンをシャットダウンする場合は、ウィンドウの上部の左端のオ
プションボタンをクリックし、Ctrl+Alt+Delを送信をクリックし、表示された画面
の右下の電源ボタンをクリックし、ついで「シャットダウン」をクリックします。
「Chrome リモート デスクトップ」の使用準備と使用方法は以上のとおりです。
面倒な準備がありますが、一度、設定してしまえば、後の使用は簡単ですので、
是非、お試しください。
参考になるサイト
https://chromesoku.com/chrome-remote-desktop/
この他には、リモートPC操作ソフト(TeamViewerなど)もあります。
TeamViewerは、パソコンやスマホやタブレットで使える無料のアプリです。
リモートコントロール(このソフトではリモートデスクトップとは言わない)の
他に、グループ会議やメッセージ送信などができます。
私が日常使用しているものです。
機会があれば、このメールマガジンで紹介したいと思います。
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□ 参考情報・資料
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●日本最大級のイベントサービス「Peatix」
「Peatix」については下記のようにサイトで紹介されています。
Peatixは、2011年5月に日本で生まれた、誰でも簡単にイベント管理、チケット販
売・集客が行えるウェブサービス・モバイルアプリです。
イベント主催者は、審査や登録手数料なくユーザー登録後すぐにチケット販売が
可能、参加者はウェブやモバイルアプリを通じて、郵送の手間に煩わされたり、発
券手数料を負担することなくチケットを購入することができます。
2013年にグッドデザイン賞を受賞、延べ50,000イベントを超えるイベントで活用
され、日本をはじめ、アメリカ、シンガポール、マレーシアなど26カ国で多くのユ
ーザーに支持されています。
http://peatix.com/?lang=ja
早速、「シニア情報生活アドバイザーの集い」のグループを作ってみました。
http://peatix.com/group/36541