シニア情報生活アドバイザーマガジン
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- シニア情報生活アドバイザーマガジン
- （第243号－2024年10月31日）
発行：一般財団法人ニューメディア開発協会 シニア情報生活アドバイザー事務局
この度の記録的豪雨災害そして能登半島地震により被害に遭われた被災地域の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
被災地においては一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。
□＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ ■ □ ＜目次＞ ■ □＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝［トピックス］
●今年度のシニアネットフォーラム２１の開催お知らせ
●総務省デジタル活用支援事業派遣型についてのご報告
［トレンドマイクロ株式会社からの情報提供］
ウイルスバスター セキュリティトピックス 今月のおすすめ記事
●「+1」から始まる電話番号の着信は危険？ 国際電話詐欺に注意
●Googleのウイルス警告は本物？ 表示されたときの対処法を解説
●Appleのセキュリティ警告は本物？表示されたときの対処法
［スキルアップ講座］
●iPhone の単語登録機能(ユーザー辞書)の活用法
－－－ メロウ・マイスター 臼倉登貴雄 －－－
□＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ ■ □ トピックス ■ □＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝●今年度のシニアネットフォーラム２１の開催お知らせ
先月号でもお知らせいたしましたように今年度のシニアネットフォーラム２１の 開催については、来年３月７日とさせていただきます。
今回は午前中にシニアネットフォーラム２１」、午後は公益財団法人日本財団様 の支援事業として、当協会が実施している、「高齢者による高齢者のためのＶＲコ ンテンツの企画制作」事業の成果発表会と「シニアネットフォーラム２１」を合わ せて開催する予定です。
今回はコロナ禍前のように対面式とオンライン形式によるハイブリット型の形式 で実施する予定であり、お昼休みには懇親会を実地する予定です。
また、会場としては「ＪＪＫ会館」（東京都中央区築地４－１－１４）を予定して おります。
※「高齢者による高齢者のためのＶＲコンテンツの企画制作」の概要につきまし ては当協会のＨＰトップのトピックスをご覧ください。
https://www2.nmda.or.jp/archives/2251/
●総務省デジタル活用支援事業派遣型についてのご報告
総務省デジタル活用支援事業派遣型の講師派遣につきましては、皆様のご協力に より現在全国で派遣依頼が、自治体、自治会、シルバー人材センター等からのご依 頼、そして各シニアネット団体から自治会、老人会、各種団体へのご勧誘により、 今月末現在既に１００カ所において講習会実施が確定し、延べ約１万人の方に対し て講習する予定となっております。
各講習会は、シニア情報生活アドバイザーの方が講師として活躍する予定です。
すでに当初の受託金額を達成し、追加の受託金交付も決定しております。
実施期間は来年１月末までであり、アドバイザーの派遣はまだまだ増えるものと 予想されます。
今後も皆様のご協力をお願い申し上げます。
□＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ ■ □ トレンドマイクロ株式会社からの情報提供 ■ □＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝－－－－－－－－－－－－－－－
ウイルスバスター セキュリティトピックス 今月のおすすめ記事
－－－－－－－－－－－－－－－
ウイルスバスターセキュリティトピックスではネット詐欺などの脅威から、
皆さまを守り、安全に、安心してインターネットを活用いただくための
セキュリティ情報を提供するサイトです。
これまでに公開した記事の中で、おすすめ記事を3つ厳選してご紹介いたします。
ぜひ日頃の活動や情報収集にお役立てください！
●「+1」から始まる電話番号の着信は危険？ 国際電話詐欺に注意
https://news.trendmicro.com/ja-jp/article-spamcall-internationacall/?utm_source=nmda&utm_medium=mail&utm_campaign=202410 ●Googleのウイルス警告は本物？ 表示されたときの対処法を解説
https://news.trendmicro.com/ja-jp/article-google-fakealert/?utm_source=nmda&utm_medium=mail&utm_campaign=202410
●Appleのセキュリティ警告は本物？表示されたときの対処法
https://news.trendmicro.com/ja-jp/article-fakealert-apple/?utm_source=nmda&utm_medium=mail&utm_campaign=202410
－－－ トレンドマイクロ株式会社 －－－
□＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ ■ □ スキルアップ講座 ■ □＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝●iPhone の単語登録機能(ユーザー辞書)の活用法
－－－ メロウ・マイスター 臼倉登貴雄 －－－
242号では「Android スマホに Microsoft IMEの辞書を移行する方法」を紹介いた しました。
参考になりましたか？
今号では、「iPhone の単語登録機能(ユーザー辞書)の活用法」について紹介しま す。
※単語登録（辞書登録）活用の利便性については、240号に紹介の「文字入力は単 語登録（辞書登録）を活用して快適に」を参照してください。
★紹介する内容★
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Ⅰ．iPhoneのユーザー辞書の概要
１. ユーザ辞書の基本構造
２．単語登録のプロセス
３．予測変換の仕組み
４．利便性の向上
Ⅱ．単語登録の基本
１．単語登録(新規)する方法
２．単語登録を確認する方法
３．単語登録を修正する方法
４．単語登録を削除する方法
Ⅲ．単語登録の応用
１．ショートカット(短縮よみ)の利用
２．予測テキストを使用する方法
３．登録したい文字列をロングタップして登録する方法
４．「ユーザ辞書」をバックアップする方法
５．「ユーザ辞書」を削除する方法
６．プライバシーに注意
Ⅳ．単語登録の注意点
－－－－－－－－－－－－－－－－－－－
では、ここから紹介を始めます。
Ⅰ．iPhoneの単語登録機能(ユーザー辞書)の概要
iPhoneの単語登録機能(ユーザー辞書)は、ユーザーが頻繁に使用する単語やフレ ーズを簡単に入力できるようにするための便利なツールです。
以下にその仕組みを詳しく説明します。
Ⅰ-１. ユーザ辞書の基本構造
ユーザ辞書は、ユーザーが登録した単語とその読み方のペアを保存するデータベ ースです。
これにより、特定の読み方を入力すると、対応する単語が予測変換候補として表 示されます。
Ⅰ-２．単語登録のプロセス
単語と読みの入力:
ユーザーは登録したい単語とその読み方を入力します。
例えば、単語「ありがとう」を「よみ」に「あり」と登録することができます。
保存:
入力された情報はユーザ辞書に保存されます。
Ⅰ-３．予測変換の仕組み
入力の解析:
ユーザーがキーボードで文字を入力すると、iPhoneはその入力を解析し、ユーザ 辞書に登録された読み方と一致するかどうかを確認します。
候補の表示:
一致する場合、登録された単語が予測変換候補として表示されます。
これにより、ユーザーは簡単にその単語を選択して入力することができます。
Ⅰ-４．利便性の向上
この機能により、ユーザーは長い単語や特殊な単語を素早く入力できるようにな ります。
また、頻繁に使用するフレーズや専門用語なども簡単に登録しておくことで、入 力の効率が大幅に向上します。
Ⅱ．単語登録の基本
Ⅱ-１．単語登録(新規)する方法
iPhoneで単語を登録する方法はとても簡単です。
以下の手順に従ってください： 1-1. ホーム画面上の「設定」アプリを開きます。
1-2. 「一般」をタップします。
1-3. 「キーボード」をタップします。
※特記事項：「キーボード」のページは文字入力画面のキーボードから表示でき ます。
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キーボードのページを文字入力画面のキーボードから表示する方法
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キーボードの左下にある①「地球マーク」を長押しします。
表示されたメニューの②「キーボード設定」をタップします。
検索中やメモに書き込みしている最中に、必要な単語をユーザー辞書に登録する には、文字入力画面のキーボードから登録する方法が便利です。
1-4. 「ユーザ辞書」をタップします。
1-5. 画面右上の追加ボタン「＋」をタップします。
1-6.「単語」フィールド(※領域)に登録したい単語を入力し、「よみ」フィール ドにその単語の読み方を入力します。
※例: 「メールアドレス」を「めーる」として登録します。この他、頻繁に使 う単語やフレーズ、顔文字や特殊記号を登録しておくと便利です。
※「よみ」は「ひらがな」で登録するのが便利です。
1-7. 右上の「保存」をタップして完了です。
これで、入力した「よみ」をタイプすると、登録した単語が変換候補に表示され るようになります。
Ⅱ-２．単語登録を確認する方法
登録した単語を確認する方法はとても簡単です。
以下の手順に従ってください： 2-1. ホーム画面上の「設定」アプリを開きます。
2-2. 「一般」をタップします。
2-3. 「キーボード」をタップします。
※文字入力画面のキーボードから表示することもできます。
2-4. 「ユーザ辞書」をタップします。
「ユーザ辞書」ページに登録した単語がアルファベット、五十音順に記載されて います。
Ⅱ-３．単語登録を修正する方法
3-1. ホーム画面上の「設定」アプリを開きます。
3-2. 「一般」をタップします。
3-3. 「キーボード」をタップします。
※文字入力画面のキーボードから表示することもできます。
3-4. 「ユーザ辞書」をタップします。
3-5．「ユーザ辞書」ページに記載されている単語登録から修正したい単語登録を タップします。
3-6．登録画面を開きますので、修正箇所をタップして修正します。
3-7．右上の「保存」をタップします。
以上で修正完了です。
Ⅱ-４．単語登録を削除する方法
4-1. ホーム画面上の「設定」アプリを開きます。
4-2. 「一般」をタップします。
4-3. 「キーボード」をタップします。
※文字入力画面のキーボードから表示することもできます。
4-4. 「ユーザ辞書」をタップします。
4-5．「ユーザ辞書」ページの左下にある「削除」をタップします。
4-6．登録されている単語の左端に赤い「－」マイナスボタンが表示されます。
4-7．その状態で削除したい単語登録の赤い「－」ボタンをタップします。
4-8．その単語登録の右端に「削除」表示されます。
4-9．「削除」をタップしますと単語登録は削除されます。
4-10．左下の「完了」をタップします。
※「完了」をタップしないと「削除」状態のままになりますので、必ず「完了」 をタップしてください。
以上で削除完了です。
Ⅲ．単語登録の応用
Ⅲ-１．ショートカット(短縮よみ)の利用
単語登録の「よみ」はショートカット(短縮よみ)を設定すると便利です。
例えば、「単語」に「シニア情報生活アドバイザー」と登録し、「よみ」に 「しに」と登録すれば、キーボードので「しに」と入力すれば「シニア情報生活ア ドバイザー」が検索リストに表示されるようになります。
※登録の仕方は 240号で紹介していますので参考にしてください。
Ⅲ-２．予測テキストを使用する方法
予測テキストを使うと、数回タップするだけで文を書き上げることができます。
iPhoneのキーボードで入力していると、次に入力しそうな単語、絵文字、情報の 選択肢が表示されます。
例えば「メッセージ」では、次のようになります。
「こんに」と入力すると、「こんにちは」が候補として表示されます。
「おは」と入力すると、「おはよう」が候補として表示されます。
予測テキストを適用するには、「予測テキスト」をオンにする必要があります。
「キーボード設定」をタップしてから、「予測テキスト」(※画面を下方向にスク ロールすると表示されている)をオンにします。
※表示が煩わしい場合は「オフ」にしてください。
Ⅲ-３．登録したい文字列をロングタップして登録する方法
わざわざ「設定」から「ユーザ辞書」を開かずとも登録でき便利です。
※範囲指定した文字が”英数字”のみの場合は、『ユーザー辞書...』が表示され ません。英数字のみで登録したい場合は、日本語を含めて範囲指定しておき登録画 面の「単語」のフィールドで編集しましょう。
Ⅲ-４．「ユーザ辞書」をバックアップする方法
「ユーザ辞書」をバックアップする方法は以下のとおりです。
4-1. ホーム画面上の「設定」アプリを開きます。
4-2. 「自分の名前」をタップします。
4-3. 「iCloud」をタップします。
4-4. 「iCloud Drive」をオンにします。
※デフォルト(※標準)では「オン」になっています。
これにより、ユーザ辞書が「iCloud」に同期され、他のデバイスでも同じ辞書を 利用できるようになります。
※同期されるのは同じアカウントのデバイスのみです。
＜参考＞
iCloudを使ってiPhoneのユーザー辞書を直接エクスポートする機能はありません が、iCloudを利用してMacと同期することで、ユーザー辞書をエクスポートすること ができます。
以下の手順で行えます。
Macで日本語入力をオンにします。
メニューバーの日本語入力アイコンをクリックし、「ユーザ辞書を編集…」を 選択します。
ユーザ辞書の一覧が表示されたら、ユーザ一覧を全選択しますので「command」 キーと「A」キーを押します。
右クリックして「書き出す…」を選択し、保存場所とファイル名を指定して書 き出します。
書き出した「ユーザ辞書」は、macOSのシステムファイル形式である 「PLIST形式」のテキストファイルとなっています。
4-5．ユーザー辞書の同期を確認 同期を「オン」にしましたら、辞書が同期されているか確認します。
確認は、「設定」→「一般」→「キーボード」→「ユーザー辞書」です。
Ⅲ-５．「ユーザ辞書」を削除する方法
5-1. ホーム画面上の「設定」アプリを開きます。
5-2. 「一般」をタップします。
5-3. 「転送またはiPhoneをリセット」(※画面の最下部にある)をタップします。
5-4. 「リセット」をタップしてから、「キーボードの変換学習をリセット」をタ ップします。
以上で、すべてのカスタムの単語およびショートカットが削除され、キーボード の変換学習がデフォルトの状態に戻ります。
Ⅳ．単語登録の注意点
iPhoneで単語登録を行う際には、いくつかの注意点があります。
iPhoneの単語登録の注意点は下記のとおりです。
Ⅳ-１．正確な読み方の入力
登録する単語の読み方を正確に入力することが重要です。
誤った読み方を入力すると、予測変換で正しく表示されない可能性があります。
Ⅳ-２．一意性の確保
同じ読み方で複数の単語を登録すると、予測変換の際に混乱が生じることがあり ます。できるだけ一意の読み方を設定するようにしましょう。
※「一意性」とは、誰かまたは何かが他のものと比較して異なる状態または状態 のこと。
Ⅳ-３．適切なショートカット(※短縮よみ)の設定
ショートカット(※短縮よみ)を設定する場合、他の一般的な単語やフレーズと 重複しないように注意してください。
例えば、「お疲れ様です」を「otsu」と設定すると、他の「otsu」で始まる単語 と混同する可能性があります。
Ⅳ-４．定期的な見直し
ユーザ辞書に登録した単語やショートカットは、定期的に見直して不要なものを 削除したり、新しい単語を追加したりすることをお勧めします。
Ⅳ-５．バックアップの重要性
iCloudを利用してデバイスのバックアップを取ることで、万が一デバイスが故障 した場合でも、登録した単語やショートカットを復元することができます。
これらのポイントに注意することで、iPhoneの単語登録機能(ユーザー辞書)をよ り効果的に活用できます。
Ⅳ-６．プライバシーに注意
他人にiPhoneを貸す際には、登録した個人情報が見られないように注意しましょ う。
パスワードの登録は絶対避けるべきです。
以上で、iPhoneの単語登録機能(ユーザー辞書)の活用法の紹介は終わります。
iPhoneのユーザー辞書を活用して快適なデジタル生活を過ごしてください。
また、参考になる情報がありましたらお知らせください。
記：臼倉 tokio@usukura.com
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