- シニア情報生活アドバイザーマガジン
- (第97号−2012年8月28日)
発行:一般財団法人ニューメディア開発協会
シニア情報生活アドバイザー事務局
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□ <目次>
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残暑、お見舞い申し上げます。
ご自愛のうえ、活動されますように。
[トピックス]
●シニア情報生活アドバイザー制度のホームページが一新
●シニア情報生活アドバイザー養成講座助成制度の利用を
[スキルアップ講座]
●みんなで実行しようパソコンの節電対策
メロウ・マイスター 臼倉登貴雄
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□ トピックス
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●シニア情報生活アドバイザー制度のホームページが一新
前号のメルマガでもお知らせいたしましたように、当協会のシニア情報生活アド
バイザー制度に関するホームページのデザインがマイクロソフト社の協力により新
しくなりました。
http://www.nmda.or.jp/mellow/adviser/
また、新たにシニア情報生活アドバイザーに関するロゴマークができました。
使用に関しましては自由ですので、ご活用願います。
http://nmda-snr.saloon.jp//?page_id=127
●シニア情報生活アドバイザー養成講座助成制度の利用を
シニア情報生活アドバイザー養成講座を助成する制度であるシニア情報生活アド
バイザー養成推進事業(JKA補助金)を活用して下さい。
「シニア情報生活アドバイザー養成推進事業(JKA補助金)」につきましては、
申請については、色々と面倒な規定はありますが、最大限赤字額の75%の補助が
得られますので、ぜひ積極的にご申請下さい。
本制度は受講者が1,2名でも開講できるように補助をさせていただく制度です。
当協会のアドバイザー養成講座の養成団体はぜひ活用して下さい。
http://www.nmda.or.jp/mellow/adviser/24hojo/24hojo.htm
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□ スキルアップ講座
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●みんなで実行しようパソコンの節電対策
メロウ・マイスター 臼倉登貴雄
原子力発電所の稼働停止による電力の供給不足により企業にも個人にも節電が求
められています。
どうすれば、パソコンの使用で節電できるかを考えてみました。
1.パソコンの使用は効率よく
一番の節電は、使用時間を減らすことです。
そのためには、パソコンの使用目的を明確にし作業効率を上げるようにしまょう。
だらだらとパソコンの電源をいれたまま長時間使わないことです。
また、パソコンの電源を入れたまま別の用事をしないようにしましょう。
そして、5分でも10分でも使用しない時は、電気を消費しないようパソコンの
電源はコマ目に管理しましょう。
二番目の節電は、パソコンを使用する環境を整備することが結果として節電につ
ながるでしょう。
パソコンの動作を快適にすることも使用効率を高め節電になるでしょう。
2.スリープと休止状態とシャットダウンを使い分ける
パソコンの電源を上手く管理する方法は、コマ目に電源の設定を活用することで
す。
パソコンで一番電気を消費するのは起動の時ですので、起動の回数を減らしまし
ょう。
下記参照
http://technet.microsoft.com/ja-jp/windows/hh146895
したがって、使用していないときは、常にシャットダウンするのではなく、状態
に応じてWindowsに搭載されている電力設定を活用しましょう。
電源設定は意識無く使用している方が多いですので、良く理解して活用すれば効
果はさらに高まります。
電源設定には、シャットダウンの他にスリープ(スタンバイ)機能や休止状態機
能があります。
詳しい説明と使い方は、下記のとおりです。
<スリープ(スタンバイ)機能>
スリープ機能とは、Vistaと7からに搭載された機能です。XPには、同じような機
能としてスタンバイ機能があります。
スリープ(スタンバイ)機能とは、作業中のドキュメントやプログラムがメモリ
に保存され状態で終了させる方法です。
一時的に終了させるのであって、シャットダウンではありません。
データは、メモリーに保存されていますので、ごくわずかな電力が流れた状態に
なっています。
したがって、間違って電源を切ってしまうと保存されたデータは消えてしまいま
す。
作業を再開する場合は、電源ボタンを押すと(キーボードの何れかのキーをクリ
ックやマウスのクリックで可能の場合もある。下記のコメント−1を参照)直ぐに
ログイン画面が起動しますので、ログインすれば数秒で再開することが可能となり
ます。
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[コメント−1]
スリープ(スタンバイ)から復帰する方法は、3とおりあります。
電源ボタンを押すとキーボードを押すとマウスを操作するです。
キーボードやマウスからの操作ができない場合、下記の設定をすれば可能になり
ます。
1)デバイスマネージャを開きます。
Windows 7とVistaの場合
コントロールパネルの[システム]の[デバイスマネージャ]
Windows XPの場合
コントロールパネルの[システム]の[ハードウェア]タブの[デバイスマネー
ジャ]
2)キーボードの設定
Windows 7とVistaとXP共通
[デバイスマネージャ]の[キーボード]を選択して[HIDキーボードデバイス]
を右クリックして[プロパティ]を選択→[電源の管理]タブを選択→[このデバ
イスで、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする]にチェックを
入れます。
2)マウスの設定
[デバイスマネージャ]の「マウスとそのほかのポインティングデバイス」の
[HID準拠マウス]を右クリックして[プロパティ]を選択→[電源の管理]タブを
選択→[このデバイスで、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにす
る]にチェックを入れます。
但し、キーボードやマウスで復帰できるように設定すると不用意に触れたとき復
帰してしまいかねませんので、必要な場合に設定しましょう。
また、キーボードやマウスからの復帰を解除したいときには、この設定でチェッ
クを外して下さい。
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ログイン画面でパスワード入力が求められる場合は、ユーザアカウントがパスワ
ード保護になっているからです。
パスワード入力を表示したくない場合は、下記の方法で設定を変更して下さい。
Windows 7とVistaの場合
[電源オプション]の[スリープ解除時のパスワード保護]にある[現在利用可
能ではない設定を変更します]→[パスワードを必要としない]を選択して下さい。
Windows XPの場合
[電源オプション]の[詳細設定]にある[スタンバイから回復するときにパス
ワードの入力を求める]のチェックを外す。
スリープ機能を使用する方法は下記のとおりです。
Windows 7とVistaの場合は、作業中であってもアプリケーションを終了せずに
[スタート]→[シャットダウン]の右端の矢印をクリック→[スリープ]をクリ
ックすれば使用できます。
Windows XPの場合は、作業中であってもアプリケーションを終了せずに[スター
ト]→[終了オプション]→[スタンバイ]をクリックすれば使用できます。
なお、ノートパソコンの場合は、電源ボタンを押したときやパソコンのカバーを
閉じたときにスリープ状態になるように設定されている場合もあります。
確認するには、Windows 7やVistaの場合、コントロールパネルの[電源オプショ
ン]の[電源ボタンの動作の選択]でできます。
Windows XPの場合は、コントロールパネルの[電源オプション]の[詳細設定]
で確認や変更ができます。
<休止状態>
これも、Vistaと7からに搭載された機能です。
XPで使用するには、コントロールパネルの[電源オプション]で設定(後記)が
必要です。
休止状態の場合は、作業中のドキュメントやプログラムをハード ディスクに保存
された状態で終了することです。
データは、ハードディスクに保存されていますので、電源は切れた状態になって
いますので、スリープ機能よりは、より節電になりますが、再開にはスリープ機能
より時間がかかります。
休止状態機能を使用する方法は下記のとおりです。
Windows 7とVistaの場合は、作業中であってもアプリケーションを終了せずに
[スタート]→[シャットダウン]の右端の矢印ボタン→[休止状態]をクリック
すれば使用できます。
Windows XPの場合は、先ず設定が必要です。
コントロールパネルの[電源オプション]の[休止状態]タブの[休止状態を有
効にする]をオンにして下さい。
使用は、作業中であってもアプリケーションを終了せずに[スタート]から[終
了オプション]をクリックして[コンピュータの電源を切る]を表示させ、ここで
[シフト]キーを押します。
すると左端の[スタンバイ]ボタンが[休止状態]ボタンに変わります。
ここで[休止状態]ボタンをクリックするとパソコンは休止状態になります。
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[コメント−2]
Windows 7やVistaで、「スタート」メニューの電源オプションに「休止状態」が
表示されていない場合があります。
理由はハイブリッドスリープが有効になっているからです。多くのパソコンは購
入時の状態では有効に設定されています。
ハイブリッドスリープとは、「スリープ」と「休止状態」の両方を一度に行うも
のです。
そのため、ハイブリッドスリープが有効になっているときは、「スリープ」を選
択すると、同時に「休止状態」にできるので、電源オプションに「休止状態」は表
示されないのです。
ハイブリッドスリープを無効にする方法は、[電源オプション]の[詳細設定]
タブの[スリープ]の[ハイブリッドスリープを許可する]を[オフ]にすればで
きますが、設定変更しないで、そのままスリープを使用することをお薦めします。
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作業を再開する場合は、電源ボタンを押すと(キーボードの何れかのキーをクリ
ックやマウスのクリックで可能な場合もある。上記のコメント−1を参照)直ぐに
起動画面が表示され、その後にログイン画面が起動しますので、ログインすれば数
秒で再開することが可能となり、再起動よりは、格段に速く再開することができま
す。
3.電源管理の使用目安
ちょっと休憩した後に使う場合 − スリープ(スタンバイ)
長めの休憩の後に使う場合 −−− 休止状態
長時間使わない場合 −−−−−− シャットダウン
4.節電プランを利用
コントロールパネルの[電源オプション]には、電源設定を選択できます。
お薦めのプランは下記のとおりです。
Windows 7とVistaの場合は、電源プランの作成で[省電力]を選択します。
Windows XPの場合は、[電源設定]タブの電源設定で[最小の電源管理]を選択
します。
※詳細な設定も可能です。使用状況に応じて設定し、設定に名前を付けて保存し
しましょう。
既定の設定は変更しないでおくと元の設定に戻りたいときに直ぐ戻すことが可能
です。
5.パソコンを使用する環境の整備と動作を快適にする
電力の消費を少なくするために私が心がけていることを下記に列記(説明は省略)
いたしますので参考にして下さい。
1)パソコンの起動を速くする−スタートアップアプリを減らす、ログイン画面を表示させない
2)最適化、高速化する−エラーチェック、テフラグ、レジストリの最適化
3)デスクトップにアイコンは置かない、スクリーンセーバー、壁紙は使わない
http://technet.microsoft.com/ja-jp/windows/hh150046
4)モニターの明るさを押さえる、外の明りが入る場所へ移動する
http://technet.microsoft.com/ja-jp/windows/hh146896
5)接続機器の電源は切っておく
6)ルーターに省電力設定があるので使わないときは省電力に設定しておく
7)パソコンの発熱を抑えクーラーの使用を少なくする
ノートパソコン用の冷却ファンを使う
デスクトップの場合はケース内のほこりを取り除く、ファンを増設する
ハードディスクにファンを付ける−温度は40度以下にする
ケース内や周辺の風通しを良くして熱をためない
8)CDやDVDはパソコンから必ず取り除いておく
9)シャットダウンしてもパソコンには電流は流れているので電源コードを抜くモニターの電源も忘れずに切る
10)パソコン、モニター、プリンターなど周辺機器の電源を一括して消す
自宅の常設サーバーは中止
最後に
スリープ機能や休止状態機能を使うと節電だけではなく、パソコンの起動時間や
終了時間も短縮されイライラの解消にもなります。
特に、スリープ(スタンバイ)機能の活用による節電効果は約50%とMicrosoft
社では検証結果を公開しています。
http://technet.microsoft.com/ja-jp/windows/hh146895
最後の最後に
パソコンやモニターの電気消費量と電気代はどの位になるのかを計算してみまし
た。
下記に、自動で計算してくれるサイトがあります。
電気代計算君
http://kunisan.jp/denki/index.html
パソコンとモニターの消費電力を200W、一日の使用時間を8時間で計算する
と一年間で消費電力は58,400W、料金は12,672円になりました。
もし、10%節電すると 5,840W、1,267円の節約、20%節電する
と 11,680W、2,534円の節約になります。
アドバイザー全員(3,500人)で20%の節電をしたとすると、40,88
0kWの節電となり、886,900円の節約となりました。
みんなで実行しようパソコンの節電対策の提案、みなさん、どう思いますか!!
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この他にもお薦めの節電対策がありましたら是非ご紹介下さい。
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