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b)高齢者の学習の特性

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 シニアの学習支援を行うには、シニアの特性を理解しておくと効果的に進められます。例えば、操作の手順を繰り返していくと、なぜそのような操作が必要なのかを聞かれることがあります。行う操作の意味を納得できるようにしながら進めることが必要です。
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 また、操作の手順を板書するとか、テキストの何処に明記されているかということを説明して、自らがマイペースで納得しながら学習できるようにすることが必要です。「説明は分かったが、操作はできない」といったことがあるということです。操作の説明も一度やって見せるだけでなく、分かるまで何度も繰り返し行うことが必要です。
 ペーパーレスは、できるだけ避けたほうが懸命です。文字文化に慣れているので、プロジェクターなどの画面上だけでの説明だと、「覚えられないので、印刷して配って欲しい」ということになります。もちろん、画面表示する場合や配付資料は、文字を大きくする、淡い色彩は避けるなどの配慮が必要です。
 マウス操作ではクリックやドラッグが上手くできない人が結構います。微妙なタッチ感覚の操作が難しいのです。カーソルが見えにくい、動きについていけないという方もいます。その場合は、タッチ感覚の練習やその人が操作しやすいように個々に調整してあげることも必要です。





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