- シニア情報生活アドバイザーマガジン
- (第95号−2012年6月29日)
発行:一般財団法人ニューメディア開発協会
シニア情報生活アドバイザー事務局
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□ <目次>
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[トピックス]
●「シニア情報生活アドバイザー養成推進講座」補助制度をもっと活用
●「平成24年度版アドバイザー養成講座実施マニュアル」を掲載
[スキルアップ講座]
●ネット社会の7つの常識「自分のことはまず自分で守る」
メロウ・マイスター 臼倉登貴雄
[参考情報・資料]
●アドバイザー荒明成忠さんが小説を出版
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□ トピックス
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●「シニア情報生活アドバイザー養成推進講座」補助をもっと活用
平成24年度の「シニア情報生活アドバイザー養成推進講座(JKA補助)」の
公募が始まっています。
この補助制度は「シニア情報生活アドバイザー講座」の実施にあたり、各団体の
負担を軽減するため、1人からでも講座を開設できるよう開催にあたり最大75%
までの赤字金額の補助が受けられる制度です。
ただし、公的なお金をいただくため、各種の証明書等の提出が必要なためわずら
わしさはありますが、一度申請すれば、ルーチンはほぼ同じですのでご気軽に事務
局にご相談下さい。
また、年度予算のため割当額がオーバーした段階で終了いたしますので、お早め
にご申請して下さい。
http://www.nmda.or.jp/mellow/adviser/24hojo/24hojo.htm
●「平成24年度版アドバイザー養成講座実施マニュアル」を掲載
シニア情報生活アドバイザー養成講座実施の際は、平成24年度版の申請用紙等
をご使用になるとともに、「平成24年度養成講座実施年間計画書」(様式2)の
ご提出を御願いいたします。
http://www.nmda.or.jp/mellow/adviser/24ma/ma.html
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□ スキルアップ講座
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●ネット社会の7つの常識「自分のことはまず自分で守る」
メロウ・マイスター 臼倉登貴雄
NPO法人イー・エルダーでは、e−ネット安心講座の講師を全国に派遣する事
業を2009年から全国各地で実施しています。
最近、講座の開催が急速に拡大しています。6月だけでも60件になっていると
のことです。
学校教育では新学習指導要領に情報教育が取り入れられました。
平成23年4月から小学校で平成24年4月からは中学校で新学習指導要領に基
づいて情報教育行なわれていることと、様々な情報機器を使用する子どもたちが増
加し、犯罪に巻き込まれる事件や多くのトラブルが増えてきていることにもよるで
しょう。
この講座の講師には、全国の多くのアドバイザーも努めています。
今回は、その講座の中の一つに「ネット社会の7つの常識」というのがあります。
子どもたちの置かれている現状とアドバイザー向けに、7つの常識のその一つで
ある「自分のことはまず自分で守る」を改変して紹介します。
今やインターネット無では仕事も生活も日常の活動もできなくなってきました。
インターネットを活用し、上手に付き合っていくことが求められています。
インターネットの世界は、公道と一緒だとも言われてます。
何処に、危険が潜んでいるか見分ける力量が必要だとも言われています。
特に、子どもたちのインターネット利用については、車と同じく免許証が必要だ
と言う人ももいます。
力量に合わせて、利用させていくことが、危険から防ぐことになるということで
す。
実際、免許証では無いが、平成21年4月1日より、子どもたちのインターネッ
ト使用による被害から守るために「青少年インターネット環境整備法」が施行され
ました。
この法律の主眼は、18歳未満の子どもたちの携帯電話やパソコンには、フィルタリング(詳細は下記を参照)を掛けなければならないというものです。
※フィルタリングとは
インターネット上の有害な情報から子どもたちを守る有効な対策である「有害サ
イトアクセス制限サービス」のことです。
アクセス制限だけではなく、使用時間の制限、使用料金の制限などもできます。
携帯電話であれば、販売業者は18歳以下の場合はフィルタリングを掛ける義務
があります。また、保護者は、フィルタリングを外さないようにする責務が課され
ています。
インターネットであればプロバイダーのフィルタリングサービスがあります。パ
ソコンであれば、Microsoftが提供するフィルタリングコンテンツがあります。
有料無料のフィルタリングソフトで制限することもできます。
最近の情報端末であるスマホやタブレットでもフィルタリングアプリが使えます。
Wifiや3GやWiMAXなどにも掛けられます。
詳しくは、下記のサイトを参考にして下さい。
http://www.iajapan.org/ratimg/
しかし、フィルタリングを掛けた携帯電話を使っている子どもたちは少ないのが
現状です。
原因は、親の意識が低いことにあると思います。
サイト運営者の中には、危険なサイトや不適切なサイトを公開している人がいま
す。
そのようなサイトは、ネット検索で上位なるように工夫されていて、検索したサ
イトを、問題無いともって開いたら、悪意のあるページがに飛ばされたということ
もあります。
検索したサイトのコンテンツを調べ、事前に警告してくれるセキュリティ対策ソ
フトもありますが、利用している人は少ないようです。
先日のある会合では、インターネットの使用に慣れていないシニアにもフィルタ
リングが必要ではないかと発言している人がいました。
フィルタリングを活用して、インターネットの使用を制限することも重要ですが、
インターネットを利用して被った被害は、自己責任であるということです。
子どもであろうとシニアであろうと、最終的には、自らの判断力と自制力と責任
力が求められているといえるでしょう。
同時に、アドバイザーやシニアネットには、こうした多くのシニアが自己責任で
インターネットを活用できるよう、スキル(操作技術)やリテラシー(活用能力)
を支援する手立てや仕組みを構築する必要があるでしょう。
以上
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□ 参考情報・資料
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●アドバイザー荒明成忠さんが小説を出版
会津喜多方シニアネット「きてみっせ」のアドバイザー荒明成忠が、小説「シニ
アネットやってみっか」を幻冬舎ルネサンスから出版(6月20出版日発売)しま
した。
早速、読んでみました。
内容は、シニアネットに参加してくるシニアの人生ドラマです。
さまざまな過去を持った人たちの生き様が描かれています。
本人は、フィクションだと断り書きをしていますが、読んでいると登場する人た
ちの風貌から、この人は、あの人のことを書いているな、というイメージ湧いてき
ました。
私がアドバイザーの養成講座を依頼されて、暑い盛りのなかで行った講座のこと
も書かれていて懐かしく思った箇所もありました。
ぜひ、ご一読ください。
詳細は、下記を参照。
http://www.gentosha-r.com/products/9784779008313/